貴方を好きで何が悪い!
私と沙羅が帰りの支度を済ませると、いつも中野と華梨奈が待っててくれるのだ・・だが、いつも待っててくれている場所に二人の姿は見えない。その代わり、手紙の様な物が落ちていた。それは、パソコンか何かで文字を打ち込みプリントアウトしたものだった。読んでみると、

我らは、美癒利家の代々仕えてきた者。
華梨奈殿と蓮殿は、美癒利家時期当主のお方の命令で本家の何処かに、隠した。返して欲しければ、白神 夏奇と岩波 沙羅の二人だけで来い。要求どうりであれば、 二人共を解放すると約束しよう。もちろん、警察に知らせれば、二人共の命は無いと思え。
< 37 / 74 >

この作品をシェア

pagetop