貴方を好きで何が悪い!
ヤンキーの人達は皆白神を置いて何処かへ行ってしまった。
俺が白神の元へ近づくと。
「来ないで! お願いだから来ないで下さい!」と三ヶ月前よりか弱そうな声で叫んだ。
俺は、立ち止まってやると。顔をこっちに向けないでいた。顔が見えない俺でも、わかったのは白神は涙が溢れ出ているのを拭く事はせず、立ちすくんでいたことくらいだ。
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