貴方を好きで何が悪い！

｢何で本人に言わなきゃなんないの！｣
私が､気づいた時にはもう遅かった。
蓮くんは、顔を真っ赤にして｢え！?｣と言って固まっていた。


｢俺なのか？夏奇の好きな人って・・・｣
俺は、心の中に隠していた白神への呼び方が出ていた。
（もし、夏奇の好きな人が俺だったら、俺も夏奇への気持ちを伝えよう）
｢あなたを好きで何が悪い！私は、貴方が大好きなの!!けど・・蓮くんが告白されてるの見てたら、蓮くんＯＫだしてるし・・・・｣
（え！なんか誤解されてるのか。けど、そのままにしたら、もうきっと話せない俺も伝えよう）