大好きと言わせて!


え、乗ってもいいのかな。
た、確か知らない人についてっちゃダメよってママが、、

いやでも、大次さんいい人じゃん!

「えっとじゃあ、、おねがいしまーーす。」

誘導通りに乗り込む。

ここできゅうに夢が終わる。



ばん!!と荒々しく扉が閉められた

うわ!!!!!!びっっくした!!

すると、大次さんがこちらを向き一言。


「最近の大学生は、しらねー男の車に簡単に乗るんだな。」


……え、えっと…?????

そっと振り向いた、大次さんの顔は

今までの王子さまスマイル。

ではなく。


あなたはどこのヤクザの方ですか、、と言わんばかりの顔だった。


まって!え?!さっきまでの王子さまスマイルは?!何でこんなに豹変、?!


急すぎて全然状況をつかめないわたしに大次さんは

「頭軽そうだなしな、お前。仕方ねぇか。」

そう言い捨てて、ため息をつく。

は?!なんか急に超ムカつくんですけど!!!!!!!!!
「な!ひ、人に向かってそんなこと、!てゆうか、貴方が乗れって言うから!!!」

「で。どこ行けばいいんんだよ?そのおつかい。行ってやってもいいけど。早く言えや。」

「け、け、結構です!!」

「言えや。時間考えろ。ガキ一人でいかせるほど鬼じゃねえ。」

「ガキじゃないもん!!」

「だまれガキ。」

「っっくっ……!!」

…ああ、、とりあえず生きて帰れますように。。。そう強く祈った。



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