大好きと言わせて!


今日のタバコは一段と味しねぇな。


「はぁーーーーーー。さみぃー。」


そう呟いて、対向車線を見た。


女の子が何やら必死に地面でなにかをかき集めてる。


あーー。転んで書類ぶちまけてる。

拾って立ち上がったあと、封筒の空いてる方が下になっててまた書類が地面にばらまかれる。


女の子はまた必死に書類を広い集め、走り去っていった。

ちょっとこけそうになりながら、走っていったが、一枚、拾い忘れの紙が見えた。


うわ、、

世間的に、あーゆーの、どじって言うんだろーな。




なんか、ちょっと笑える。


はははっと、一人で笑ってるおれ、めっちゃ気持ち悪いわ。

でも。

そういえばこの時、俺は久々に笑った気がしたんだ。




何となく思い立って、書類を拾いに行き、手に取る。見ると、どうやら、アパートの契約書のようだった。



おい……よりにもよって、スゲー大切そうな資料だな、。


いいのか?これおとしてって、、。


いや、だめだろ。






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