大好きと言わせて!
「なつき!てことでよろしく!!」

そう言うと3人はそれぞれ買ってきてほしいものリストを書き出す。
私もとっさに抵抗した。

「いやまって、てことでってなに?!え?!いやだよ?!てか私今日は主役じゃん?!てか、セーラー服だし?!補導されたらどうするの?!ねえ!」

「ふふふー!わたし次は梅酒のみたい!」

て、聞けよおおおおお!!!!!

ひとりで突っ込むわたしをよそに3人はリストを渡してくる。

流れで受け取った私はリストを見て驚愕した。

まだこんなに飲むのかいっ!て量の酒のリストを書いたのが酔いの勢いか真実か聞くのも面倒くさくなり、ため息混じりに絶対何個かは買わない!!とひとりで誓った。

「はー、てかほんとにわたしが行くのー?」

ふと、三人に目をやる。

いいのいいの~と言ってる茜は完全に酔ってるし、さやも美里もここら辺は道分かんないって言ってたからなぁ、、
確かにこんな状態の3人をひとりコンビニまでいかせるのもなんだか気がひけるしなぁ。


あたしも、こんな状況の三人に無理に買いに行かせるほど鬼じゃないですよ、、とほほ、、


「…行ってくる、、。」

諦めもついた私はそう言った。
< 4 / 94 >

この作品をシェア

pagetop