大好きと言わせて!



座っている大学近くの公園のベンチで、だらしなく上を見ていたが、今度は横向きに体制を直した。


公園では楽しそうに駆け回る子供達と、たぶんその親のマダムたちがいる。



そっか、今お昼。

大学の講義は殆ど休講になってて、今日の講義は夕方からだった。

で、そんな日に昼間っから公園でうなだれてる私は一体、、


「はぁぁぁぁーーー。」



そうため息をついたときだった。




「お嬢さん、そんなにため息ついてばっかで何かあったんですか?」





< 40 / 94 >

この作品をシェア

pagetop