大好きと言わせて!
急に優しい声で耳元に囁かれて、とっさに立ち上がる。
「な!!ななな!!なんですか!!!!!」
そこにたっていたのは、知らないスーツのお兄さん。
スーツかなり高そう。
お兄さんイケメン、、ちょっとチャラそうだけど。
お兄さんは、にこにこしながらこちらをみている。
なんか最近、こーゆうの多いな。
あたしもしかして、今が、会社員に出会う絶頂期?!
だ、大学生で?!大学生で?!(大事なことだから2回言った)
タイミングおかしくない?!
ボーッと訳がわからず突っ立っていると、お兄さんが話しかけてきた。
「もしかしてさ、なつきちゃん?」
お兄さんは、そう聞くなり私に近づいてくる。
「え、?!そ、そうですけど何で、??って、近っ!!」
今にも抱き締められそうな距離まで詰め寄られ、不可抗力でベンチに座らせられる。
その横に、よっと、声をだしお兄さんが座った。