大好きと言わせて!



急に優しい声で耳元に囁かれて、とっさに立ち上がる。

「な!!ななな!!なんですか!!!!!」


そこにたっていたのは、知らないスーツのお兄さん。


スーツかなり高そう。

お兄さんイケメン、、ちょっとチャラそうだけど。


お兄さんは、にこにこしながらこちらをみている。



なんか最近、こーゆうの多いな。

あたしもしかして、今が、会社員に出会う絶頂期?!

だ、大学生で?!大学生で?!(大事なことだから2回言った)

タイミングおかしくない?!


ボーッと訳がわからず突っ立っていると、お兄さんが話しかけてきた。



「もしかしてさ、なつきちゃん?」


お兄さんは、そう聞くなり私に近づいてくる。


「え、?!そ、そうですけど何で、??って、近っ!!」


今にも抱き締められそうな距離まで詰め寄られ、不可抗力でベンチに座らせられる。

その横に、よっと、声をだしお兄さんが座った。




< 41 / 94 >

この作品をシェア

pagetop