大好きと言わせて!



下を向きながら、なく私に、大きなてがハンカチを差し出す。


「なつきちゃん、それは僕じゃなくて、春樹にいってあげて?」


「へ?」


「ねえなつきちゃん。」


そう言うと、お兄さんは優しい顔で、呟いた。

そして、私の前にしゃがみこみ、顔を覗いて言った。





「俺とデートしよう!」










「………………は???」






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