大好きと言わせて!
「なつきちゃーん。どう?着替え終わった?」
カーテンの向こうからお兄さんの声がする。
美人な店員さんが、ピンク色の声で、ただいま~♪といいカーテンをあけた。
「あ!ちょ!!まっ!!!!」
私が止めるのもむなしく、カーテンは開かれる。
「あ、なつきちゃん着替え…………。」
私を見た途端、お兄さんが固まる。
そりゃそうだ。日頃からTシャツしか着てないような女が、いきなりこんなハイブランドの新作ワンピースを着たって、似合いっこないのに。
「あ、に、似合いませんよねー!!はは!なんかすいません!ここまでしてもらっといて!ご希望に添えず、。」
もう脱ぎたい。。おうち帰りたい、、
相変わらず言葉に詰まっているお兄さんを見る。
「ぬ、、ぬぎますね……。」
ここは空気読もう、、。
そういってカーテンを閉めようとした。
「あ……!」
それと同時にお兄さんは美人な店員さんを押し退けカーテンを閉めた。
私と一緒に着替え室に入ってきたお兄さん。
状況がつかめない。。
「あ、、あの?」
おそるおそる上を向き、お兄さんの顔を覗く。