大好きと言わせて!


すると、ビックリしたことにお兄さんの顔はとても真っ赤だった。


「え?!え?!ど、どうしました?!」


何で?!

そんなに恥ずかしいなら何でこんな大胆なことしたの?!


なんて、言えるはずもないけど、言ってやりたいくらいお兄さんは真っ赤だった。


「そんな目で見ないで、、。その、、」


「?なんですか?」


お兄さんが、私を鏡のところまで追い詰める。


あ、、。と思ったときは遅かった。



あー。私はどうしてこうも自分に対してのセキュリティが甘いのだろうか。


ただの鈍感じゃすまされない。


もう少し、警戒しないとダメなのに。



気づいたら、お兄さんに抱き締められている自分がいた。


「お、、お兄さん?!」


「ごめん、、つい。」


「つい?!」


ついで、普通抱きつくもんなの?!






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