大好きと言わせて!


結局行くはめになったので、仕方なく立ち上がり財布だけもって家を出た。


外は秋が近づいているのにそんなに寒くはなく、たまに秋らしい風が吹いた。雲はなくて、外灯とビルと星がキラキラ光る。

そういえば最近、こんなゆっくり景色見ることなかったな、。

「綺麗ー。」

目的のコンビニまではそんなに距離はないけど、大きな橋を渡らなければいけない。わたしは、橋を渡りながら川にうつる月とか星とかを見ながら歩いた。

もうそれは綺麗で。

久しぶりに星なんて見たから?

もう夢中になっちゃってさ?

前なんて見えてませんでした、はい。

最初に言い訳させてください。


私は、前方に人が立ってるなんて、全くもって考えずにただ横を向いて歩いた。


まさか、そこに貴方が立ってたなんて全く思わずに。




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