大好きと言わせて!
あのときだ。
なにも考えれなくなるくらいに、まっすぐで強い黒目。
この人の、この目、私本当に好きだ。
「お前、隠してることあったら言え。俺がいえっつったら言え。わかったか?」
なんでも?
大次さんに?なんで?
なにそれ。
「やだよ。」
横暴すぎる。
「良いから言え。」
ずるい。なにそれ。
「言わない。」
言っても叶えてくれないくせに、何言っちゃってるの。
「隠し事はするな。」
あたしはあんたの、
「あたしは、!」
私は。
「私は……。」