大好きと言わせて!

名前




ある日の休日のこと。

日曜日、あまりにも暇すぎて大次さんの家にいってみたいと提案してみたら、あっさり許可されて今に至る。

玄関先。



……さっきから、もう軽く10分はたってます…………。


「どどど、どうしよう!!私なんであんな軽いトーンで、家に行きたいとか言えたの?!ねぇ?!家だよ?!よく考えてみたら彼氏のお宅訪問とか初だよ?!しかも、おか、お母様とかいないんだよ?!てかね?!」


てかですね!!!!



目の前にそびえ立つ、何階まであるのか検討もつかないほど大きいマンション。


うん。大次さんの家だからさ。さすがにアパートとかではないだろうと思ってたよ?

でもさ、、



これは、



「おおきすぎるやろーーーーーーーー!!!!!!!」




むり!なにこれ?!エントランスがすでにホテルみたいだよ?!むり!!


中に入ると、震える手で事前に教えてもらったパスワードを、それらしい機械に打ち込む。

すると、目の前の頑丈そうな扉が開いた。



「は、入って良いってことだよね……。」










< 88 / 94 >

この作品をシェア

pagetop