SECRET COCKTAIL


「もう少し飲むだろ」



空になった俺のグラスを持って、雅弥が立ち上がる。



「ああ」



こんな静かな夜には。

久しぶりにゆっくり、酒を飲みたい。



そして、ゆっくり語り明かそう。




まだまだ、夜は長い。





美味い酒を飲みながら。


俺が出来る事を考えよう。






どうか俺の大切な人達が、誰よりも幸せになりますように。



そんな事を願いながら。











~カミカゼ~
(あなたを救う)

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