SECRET COCKTAIL


初めは諦めようとした事もあるけれど。


どんなに会えない時間が長くても。

忘れられなくて、忘れられなくて。


苦しくて。


どうしても忘れられなくて。


それなら、飽きる位好きでいようと決めたんだ。

二度と伝えることが出来なくても。

想いが実る事がなくても。

この想いを大切にし続けようと。


そう決めてしまったら、楽になれて。

ただ傍にいられるだけで、充分幸せだった。


雅君にとっては迷惑な話かもしれないけれど。

私にとっては、好きな人の傍にいられるという時間が本当に大切で。

今となっては、なくてはならない一時になっている。



多くなんて望まない。



だから、こうして傍にいる事だけは許してほしいと願いながら。




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