星 と 君 と 歌 と -番外編
「今日はほんとありがとね?」


「ん?」


「俺のわがままで…」


「いいってゆってるでしょー?

嬉しかったもん。」


「も-…

椿だいすきー。

だいすきー!」



急に、彼は
海に向かって叫びはじめた。



「ちょっと、何してるのこーちゃん!」


「…よくドラマなんかで
あるシチュエーションじゃね?

やってみたかった♪」



彼は、ポケットから

袋を取り出した。


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