星 と 君 と 歌 と -番外編
「かわいい…。」



中に入っていたのは



きらきら光る

ハートのピアスだった。




「椿に似合いそうだなぁって

思ってさ。もらってくれる?」


「ありがとうっ。

でも…。」


「でも?」


「あたし、もらっていいのかな?

だって、こーちゃんの誕生日なのに…」


「んなもん気にしないのー!

俺が、あげたい!って思ったから

それでいいのー。ね?」



そう言って、彼は

人差し指をあたしの口にあてた。

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