奇跡に近い出会い方
あたしとチューリップ
「お母さん!お母さん!チューリップ持ってきたよ!」
学校で育てたチューリップをお母さんに早く見せたくてすぐに持ってきた。女の子は元気よくお母さんに言った。
「あたし、チューリップさんを大切に育てるね!!」
女の子は毎日毎日、雨の日でも風が強く吹いててもチューリップを水やりをし、大切に育てた。
ずっと、ずっと…綺麗に咲いていてね、と。
「いいなぁ、チューリップさん。何もしないでじっとしてて…あたしなんか毎日学校に行って勉強しての繰り返しだもん〜」
そう言いながら女の子はチューリップに水やりをした。