奇跡に近い出会い方
そんなある日のこと、チューリップの茎が上へ上へと続いていた。つまり、かなり伸びているってことだ。それに驚いた女の子は「登るしかない!」と思い、上へ上へと登り始めた。
登ってもゴールが見れない。
下を見るととんでもない高さまで来ていた。
目の前には空高くあったはずの雲がある。
一つのミスで下へと落ちたら大変なことになるのだろうっと考えた。
だが、そんな考えはすぐに終わった。
登ってると、太陽が隠れるくらいの大きさの葉が現れた。
女の子はその葉の所へと降りた時だった。
「こんにちは♪」
そこには妖精達がいたのだ。
「こんにちは!ここはどこなの??」
女の子が聞くと
「ここはね、私たちが住んでるお空の国なの。ねぇねぇ、一緒に遊ぼう!」
「うん!遊びたい!!遊ぼう!!」
女の子は妖精たちの手に捕まり、一緒にお空へと飛び立った。
綺麗な景色に、綺麗な街
そして、妖精の国があるのであろうという大きな虹が現れたのだ。
「この虹に着いていけば、妖精さんたちの家があるの?」
「そうだよ!さぁ、一緒に行こう!」
女の子と妖精たちは手をつないで大きな虹を辿りならずっとずっと飛び立ったのだ。