その手をぎゅっと、離さないで
そう言ってご飯を食べて、お風呂に入って、勉強なんてする気にもならない。
私はソファーでくつろぎながらケータイをいじりはじめた。
「メッセージおお!」
そう思い、一人ずつあけていくと…
〈大輝〉
別れよ
っ!!…
そのメッセージに言葉が詰まった。
〈to大輝〉
わかった。今までありがとうございました
そう、送ってしまった。
ホントは別れたくないのに…!
妹に『疲れたから寝るね』って言ってベッドに入った。