その手をぎゅっと、離さないで

「稚菜チビだけどどうだった?」


「なっ…も、もちろん。よ、余裕!」


稚菜が頬をふくらませていたながら返してきた。かわいっ。


「フフフ、そう。なら良かったね」






そこから稚菜とぐーたら喋っていたらもうお昼ご飯の時間。
教室に帰って稚菜と2人でご飯を食べていた。


「稚菜ヤバイ。緊張してきた」

お昼ご飯が終わって一発目が女子リレー。
だからお腹いっぱいも食べられないし…



「はっ、何いってんのよ。
この柳下桜華様がすっぽかすなんてあり得
ないからね?アタシが保証する!」

やっぱ稚菜といると安心する。

「ありがとう。元気でてきた!」


「よーし、行きますか!」

「未央!行こ!」














そして女子リレーが始まった。


「―――位置について…

ヨーイ

――――――パーン!!!―――」




「「がんばれー!ぬかせるよー!」」


私も必死で応援する。


今のところ、1位と2位を争いながら走っている。

そして私の出番。

「ラストふぁいと!」




そしてバトンをもらって走り出した。

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