その手をぎゅっと、離さないで
「ってかお前早く帰らなくてもいいのか?」
あ、しまった。
けどまぁ光輝が話し聞いてくれたことでスッキリしたし、いいか!
「私寒いの苦手だしもう帰ろっか!」
愛花姫たちに一緒に帰ってるところ見られちゃまずいけど…
「「わっ……」」
2人の声が重なったと同時に上をみあげていた。
「綺麗…。」
「ああ、綺麗だな。」
空からはたくさんの小さな雪が降ってくる。
上空から地面までゆっくりと。
「はーあ、こうゆうのって好きな人と見るも
のなのにな〜。」
「お、俺だって彼女と見たかったし。
なんでお前となんだよっ!」
やっぱり光輝といると楽しいし気が晴れる。
この人の笑顔という明るさが周りを笑顔にしているんだろうな。
「じゃあ、私こっちだからバイバイッ!
本当にありがとう」
「おう、またいつでも聞いてやるよ!」
そうして光輝とバイバイして家に帰った。