その手をぎゅっと、離さないで
私が寝てから光輝が帰り、すれ違いで先生がかえってきていたらしい。
「5時ですか!?」
「あなた本当によく寝る子ね〜。感心よ!
……でも…
探りはしないけど、先生にも頼ってね?」
やっぱり先生も気づいてるか…
そりゃ、暖房の前に濡れた制服が吊るしてあるのを見てどうも思わない人はいないと思うけど。
結局、制服は半がわきでジャージを来て帰った。
妹には雪にダイブしたとかなんとか、言い訳をつけてごまかせれた。
明日からどうなるんだろう…。
稚菜にはちゃんと言うべきだよね。
結局あれから一度も出会ってないし…
でも、最近引越しの手続きが忙しくて早退することも多かったから大丈夫かな。
あと一週間これが続くのはきつい、かも…。
今日は保健室で寝すぎたからなかなか寝れず、漫画を読みつくしていつのまにか寝落ちしていた。