その手をぎゅっと、離さないで
「あの…今までごっめーんね!
許されるとは思ってないけど…
でも今までやってきてた事は悪かった。
本当にごめんね」
えっ…!?
愛花姫たちは反省してるってこと?
隣の稚菜を見ると、稚菜も涙目になっている。
「う、うん。
私もごめんなさい」
私にはこんな言葉しかでてこなかった。
なぜ謝ったのだろう。
私、なんにもしてないのに。
だけどその時は謝られたことの驚きが大きすぎて、そこまで思考回路が追いついていなかった。
「ありがとぉ〜!
それじゃあ桜華、稚菜ちゃんバイバイっ!」
これで…
終わったの?