OLの私が高校生に恋をしたッ⁈





私がそう言うと"ですよね〜"といつものようにその場の雰囲気を軽くしてくれる敏樹くん




そんな彼にホッとする



「・・・俺が一番最初、美雪さんを綾斗に会わせた時のコト憶えてますか?」



「うん。」



「美雪さんが綾斗に惚れちゃうんじゃないかって思って本当は会わせたくなかった。
けど、俺は美雪さんを本気で好きになれると思ったからこそ、綾斗には紹介しておきたかったんだ。俺の大切な奴だから」





「・・・ステキね」



子供の笑い声やブランコが揺れる音が公園内に響く中



ニッと笑ってくれたあと、少し哀しげな瞳をする



「けどよ〜?元々知り合いだったし。
なんとなくこの恋は玉砕するんだろうなっておもったよ。あの時」




「・・・敏樹くん」



「美雪さんは綾斗が好きなの?」




敏樹くんはいつだって気持ちに正直で




真っ直ぐで



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