OLの私が高校生に恋をしたッ⁈
「え・・・いいよっ」
遅いって言ってもまだ23時だしっ
それに
「亮の家遠回りになっちゃう」
確かに方向は間違ってないけど、大回りする形になっちゃう
そう思って抵抗してみるものの
「いいよっ。行こう」
そう言って亮は私の手を掴んで家の方面へと歩き始めた
「・・・っ」
懐かしい温もり
綾斗くんとは違うゴツっとした男くさい掌
感じる"男の人"という存在感が酔い薬となって
アルコールにプラスして判断力を鈍らせる
「美雪、もうすぐ誕生日だよな」
「あ、うん。覚えててくれたんだ」
「当たり前だろ。」
"当たり前"??
・・・なんでだろう?そんなことないのに。
「その日、もう先約入ってる?」
「入ってませんよっ。今年はボッチバースデーの予定」