OLの私が高校生に恋をしたッ⁈





その場を去ろうとした時




滑り台の陰になって丁度見えなかったらしい人影を発見




雨が凄くて視界がボヤけて



よく見えないけど・・・誰かいる?




しかも・・・傘もささず・・・滑り台の近くにしゃがんでいる様子



・・・え、なに?・・・変な人?




ちょっとした好奇心から、少しだけ近寄ってみる



少しだけ、どんな人か気になって



少しだけ・・・




少しだけ・・・



少し・・・











・・・・・・・・・え




「あやと・・くん?」



雨が地面を叩きつける音で私の声なんて掻き消されてしまいそうなのに



私の声は彼の耳までちゃんと届いたみたいでゆっくりと顔を上げる



口を開いて何かを喋ったみたいだけど、彼の声は雨の音で掻き消されて私の耳には届かない



それほど、か細く小さな声・・・?




慌てて彼に近づいて私の傘を彼に差し出す


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