OLの私が高校生に恋をしたッ⁈
綾斗くんに言われるがまま、電話帳から亮を探し出して通話を押す
ープルルと、3コール位して
「美雪・・・?」
聞き慣れた声が携帯から聞こえた
「もしもしっ」
「どーしたんだ?美雪から電話くれるなんて珍しいな」
「え、そ、そうかな??」
「あ、もしかして兎梁くんと別れた??」
「んなっ?!」
電話越しにケラケラと笑う亮
「別れてないもんっ!」
縁起でもないこと言わないでよっ!
なんて電話に集中していると、スッと手と耳の間から抜き取られた私の携帯
「どーも、お兄さん。」
亮に向けて言っているはずなのに
なんだか怖い笑顔が私に向けられる・・・
な、なんだろう、背筋が凍るような感覚が・・・
「いえいえそんな。なのでそろそろお忘れになったらどーですか」