OLの私が高校生に恋をしたッ⁈




「・・・っ、あ、アヤトさん?」




コンクリートの壁に私の背中はピタリとくっついて



目の前にはアヤトさん



左手首は握られたままで、身動き取れない



そんな状況にアタフタしていると



「ナニ?帰ろうとしてんの?」



崩れぬ満面の笑顔とは裏腹な言動に違和感を覚え



"帰ります!離してください"という意味を込めて激しく首を縦にふる





「ふーん、あっそ。ー・・・『御礼は身体で』って教わらなかった?」



「へっ・・・ー・・・んんっ?!」




アヤトさんの言葉を理解する暇もなく、チュッと塞がれた私の唇



「・・・ッ・・・んぁっ・・ー」



突然感じた自分じゃない体温に驚いてプイッと顔を背け口を外す


< 26 / 337 >

この作品をシェア

pagetop