OLの私が高校生に恋をしたッ⁈





「甘々だねー綾斗くん。」



顔色1つ変えない兄貴は・・・不気味だ



「美雪ちゃんが本当になんとも思ってないと思ってるのか?
無垢な子からしたら、気持ち悪いだろ」



"気持ち悪い"



頭の片隅でチラついていた事がハッキリとして


グサリと心に刺さった気がした



「・・・兄貴には関係ないだろ」


もう


「あれ〜?ショックだったー?傷ついちゃったぁ〜??」



聞きたくない



「・・・それ以上言うなら出てけよ馬鹿兄貴」




兄貴の一言が図星すぎてそんなことを吐き捨てると



「うわ〜綾斗くんごめん〜〜」



と言いながら抱きついてくる兄貴



「・・・きもい。」



美雪さんは・・・そんなんじゃ・・・




頭の中でそう落ち着かせようとしているのに



・・・どうして出来ないのだろうか



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