Savior-社長は救世主-

社長さんのマンションに着き
社長さんが淹れてれたコーヒーを飲みながら社長さんの話を聞いた


社長さんとの出会い
社長さんの会社のこと
会社での私の仕事

そして、彼氏のこと
DVをうけていたこと
それから逃れるために
社長さんのマンションにお世話になってることを聞いた


そうだったんだー、と実感がない


「…何か思い出した?」


『全然です、本当に私の事なのかってくらい他人事ですね』


今の話を聞いて、少し気になったことを社長さんに聞いてみた


『あの…、その元彼さんとは別れられたんですよね?いくら逃れたと言っても、そのままってわけじゃ…ないですよね?』


DV被害を受けていたのだから
逃れるのも至難ではないはずだ

すぐ答えてくれると思っていたが
社長さんはなかなか答えてくれない

社長さんはソファから立ち上がり
おいで、と手招きされた
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