Savior-社長は救世主-

「あ、違うか?確かにこもりが入った時から気にはなったけど、まさか部下に手を出すのはダメだろうと思った。特定な女を作らず遊んではいたが…」


そう話す社長を
ぶん殴りたくなり
つい、拳を握りしめていたが


「こもりの身体に痣があるのに気が付いた時、やっぱり守ってやりたいって思った。あの時から小森一筋」


…それって、結構最近じゃないか、
何が三年近くだ、
一瞬でもときめいた私、バカみたい


『3ヶ月くらい前ですね、それで結婚なんて早すぎません?』


くそーっ、と思いながら
私なりの反抗をしてみた


「いや、もっと前だ」


はい?だって、痣を見たのは
あの時じゃないの?
もっと前って…、いつから?


「んー、あんまり覚えていないけど…、あ、あの時だ!ほら、店長らとみんなで飲みに行った時だ」
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