Savior-社長は救世主-

「…お前ってやつは…」


ため息をつきながら
腕組みをしている社長

何故か?
私の行動に呆れているんですよ

レストランに着いてすぐ
私はメニューも見ずに注文したのだ

しかもデザートも
店長さんも驚いていた


『だって、食べたかったんだもん』


実は記憶を失っていた1週間
その間、時間を持て余していた私は
パソコンで色々観ていた

たまたま見つけたお店
気になってしまって、
そのお店のホームページを
毎日見ていたんだ

今、わかったことだけど
それこそ、社長のお兄さんの店


私はやっぱり、この店が好き
3回しか来たことないけど…


メインが終われば
待ちに待ったデザート

今日は何が書かれているかな?と
ソワソワしてしまう


「デザートをお持ちいたしました」
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