Savior-社長は救世主-

なんて失態を犯してしまったのだ
最悪だ、本当に無理っ!


恥ずかしくて布団を頭から被った私
社長に先に出てもらうよう頼もうか
それとも何か着るものを取ってもらおうか悩んでいたら、話し声が聞こえた



「あ、おれ。そうそう、朝イチ一件寄っていくから、小森と遅れる」



えっ?と思い、布団から顔を上げると
すでに切られてしまったスマホを
社長はポイ、と置いていた



『どちらに行かれるんですか?』


何の打ち合わせかもわからず
社長に尋ねるが、いや、と返ってくる



「こもりの可愛い反応見たら、我慢出来なくなった」



そう言って私の身体に触れてきた


『だ、ダメですっ!仕事があるんですから!それに、嘘はダメですっ!』



何を言っても、いいの、と言う



『社長っ!いいかげんっ、んんっ』


私の反応にニヤっとし
また名前を呼んでと
甘い囁きをしてくる
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