Savior-社長は救世主-


水も滴るイイ男…


「見惚れた?」


社長の言葉に自分が何を考えていたのかを再確認させられた

カーッと顔が赤くなるのがわかる


『ば、馬鹿っ!』


シャワー室のドアをバン、と思いっきり
閉めてしまった

ドン、と音がしたが…知らない
多分、社長のどこかに当たってしまったんだろうが、それどころじゃない


いてぇー…


そんな声も聞こえたけど、知らないっ!
なんなのよっ。


これから着替えて会食へ出かける社長を置き去りにするわけにもいかず
私はベッドの端に座り
パソコンを開き明日の予定や
メールのをチェックした


平常心、平常心…と自分を落ち着かせて…


ようやくシャワー室から出てきた社長
頭をガシガシとタオルで拭きながら
白いシャツと下着…という姿で出てきた

和弥と同棲をしているが
あまりそういう姿を目にすることがない
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