人気者の君のそばで
「大丈夫か?」


そう言って駆けつけて頭を撫でてくれたのは広臣くんでした


キャーーー


周りからは女子の悲鳴が


そりゃ広臣くんモテるからね


広臣くんが来てくれてぼーっとしてると体が地面から離れた


あれっ、お姫様抱っこされてる?


「広臣くんはづかしいっ」


「歩けねぇだろお前」


「うぅっ」


リレーよりも私たちに向けられる視線がささり広臣くんには申し訳なかったけどなんだかホッとする自分がいた
< 19 / 24 >

この作品をシェア

pagetop