秘密の契約
色々な花が揃えられていた。



花瓶も日菜が入っちゃうくらい大きくてちょっと時間がかかりそうだ。



+ + + + +



大きな花瓶に活けられた花は見事な出来栄えだった。



「きれいだわ~ ありがとう 日菜ちゃん」



そう言って封筒を差し出した。



「おば様、お気持ちだけ頂きます」



日菜は封筒を受け取らない。



「でも、こんなに素晴らしく活けてくれたのよ?申し訳ないわ」



「あたしから千波君の歓迎の気持ちって言う事でいいですか?」



そう言ったのに結局、日菜のポケットに封筒を入れられてしまった。





< 12 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop