秘密の契約
「日菜っ!」



怒鳴るような大きな声が聞こえた。



「郁斗!」



郁斗はエナメルバックを肩からかけて立っていた。



郁斗の後ろに数人のサッカー部員もいた。



「おい、離せよ 嫌がっているだろう?」



郁斗が詰め寄ると少年は日菜からいやいや手を離した。



「お前はなんだよ!」



日菜をナンパした少年の一人が郁斗に言う。





< 131 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop