秘密の契約
「兄貴、腹立たないの?」



「腹が立たないわけないだろう?」



そう言って立ち上がると部屋を出て行った。




+ + + + + +



日菜は部屋で夏休みの宿題のテキストを開いていた。



「はぁ~」



勉強しなくちゃいけないのに考える事は千波くんの事ばかり……。



千波くんが朝倉の家を出る時、あたしは……。





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