秘密の契約
恋心
気持ちを落ち着けるために飲み物を取りに行ったのに、階段の途中で飲み物を持ったママがいて気持ちを落ち着ける時間は無残にも失われた。
飲み物とクッキーが置かれたトレーを持って自分の部屋の前に行くと少し開いたドアから萌の声が聞こえた。
「どうして日菜ちゃんなの?千波兄(ちなみにい)」
自分の名前が出て思わず立ち止まった。
「日菜の事を愛しているから」
嘘ばっかり……
さっき、あたしの事愛してないって言ったのに……。
「あたしじゃダメ?」
萌の真剣な声が聞こえた。
飲み物とクッキーが置かれたトレーを持って自分の部屋の前に行くと少し開いたドアから萌の声が聞こえた。
「どうして日菜ちゃんなの?千波兄(ちなみにい)」
自分の名前が出て思わず立ち止まった。
「日菜の事を愛しているから」
嘘ばっかり……
さっき、あたしの事愛してないって言ったのに……。
「あたしじゃダメ?」
萌の真剣な声が聞こえた。