秘密の契約
「じゃあ、すぐに戻ってきて!」



治療がつらいのだろうか……?



ミランダはわがままな所もあるが無理だとわかっている事は言わない。



「ミランダ、すぐには無理だよ」



「チナミ!わたしの事愛しているんでしょ?だったら」



すぐには無理だと千波は言うが興奮気味のミランダは10分以上も「帰ってきて」の一点張りだった。



心配をしていた千波もだんだんとイラついてきた。



千波がすぐには行けないと言うと「もういいっ!」とミランダは吐き捨てて電話が切れた。





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