秘密の契約

ハプニング

翌日、千波が迎えに来たのだが外に出てみて日菜は驚いた。



千波のＢＭＷでなくて真っ白なリムジンだったのだ。



リムジンの側に立っている千波は黒のタキシード姿。



背の高い千波くんはどんな服でも着こなしてしまう。


似合いすぎていてまともに千波くんの顔が見れないよ。



立ち止まってしまうと千波が近づいてきた。



「日菜、綺麗だよ」



今日の日菜はパーティードレスに合わせて薄くお化粧をしていた。



日菜は千波に笑顔を向けた。



お世辞でもうれしい。



千波にエスコートされて車に乗る。



車内の内装が豪華で日菜は目を真ん丸くしているのを見てクスッと笑う。




「すごい豪華……」



初めてのリムジンに日菜が驚きっぱなしだ。



「お酒を飲むからね　ホテルに泊まるわけにもいかないだろう？」



「う、うん」



それはそうだ。



千波くんと泊まるわけには行かない。





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