秘密の契約
「千波くんも大学始まるよね?」



「あと10日以上は夏休みだよ」



フ~ンと頷く日菜を横目に千波の頬が緩む。



車が止まったのは古い洋館の前。



つたが壁に絡まって素敵な場所だった。



「ここ……」



見たことがある……。



違う、来た事があるんだ。





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