秘密の契約

「相変わらずイケメンね～　ますますかっこよくなったみたい」



外国暮らしが長かった叔母は千波をぎゅっと抱きしめた。



「それに可愛い彼女を連れてくるなんて」



恵子は日菜の顔を見てにこっと笑いかけてから千波に言う。



「彼女は日菜だよ？覚えている？うちの前に住んでいる」



「もちろんよ　覚えているわ！最後にあったのは……小学校６年生ぐらいじゃなかったかしら？」



「叔母さん、おいしい料理を食べさせて」



恵子は「もちろんよ」と言って２人を席に案内して厨房へ消えた。