秘密の契約
「早い所、手を付けちゃわないと後で泣くわよ?千波君はもてるんだから」



「手を付けるって……」



母親の言う事なのかと日菜は呆れた顔になる。



「早くお祖母ちゃんになりたいわ 若いお祖母ちゃんって夢なのよね」



そんな事をママが思っているなんて知らなかった。



でも……その夢を叶えてあげられない……。



心の中でごめんねと言うと、貰った花を胸に抱えて朝倉家へ向かった。






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