秘密の契約
夕食は帰ってきた郁斗も加わり4人で食べた。



「女の子がいると良いわね~食卓が明るくなるわ」



おば様はうれしそうにあたしのお皿にサラダを取り分けてくれた。



「ねえ、日菜ちゃん ずっとここに住まない?」



麦茶を口に含んだばかりの日菜はおもわず噴出しそうになった。



「お袋、なに言ってんの?まだ兄貴達は婚約もしてないんだぜ?」



答えに困ってしまって千波くんの顔を見た。



何を考えているかわからない千波くんの顔だった。




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