秘密の契約
「郁斗~ 来なくて良いよ~ 一人で帰れるから」
聞こえないかもしれない愛の携帯に向かって言ってみる。
『日菜、なんか言ってる?』
「来ないでいいって」
『すぐに行くから 駅前にコーヒーショップがあるだろ?そこで待ってろって言って』
そう言うと電話が切れた。
「愛ちゃん……」
「だって一人で帰すのは心配だもん それに日菜の家に行く途中に公園もあるからさ 危ないよ 駅前のコーヒーショップにいてって」
たしかにあそこの公園には良い話はない。
真っ暗で木がうっそうと茂っているから夜に側を通るだけで怖い。
聞こえないかもしれない愛の携帯に向かって言ってみる。
『日菜、なんか言ってる?』
「来ないでいいって」
『すぐに行くから 駅前にコーヒーショップがあるだろ?そこで待ってろって言って』
そう言うと電話が切れた。
「愛ちゃん……」
「だって一人で帰すのは心配だもん それに日菜の家に行く途中に公園もあるからさ 危ないよ 駅前のコーヒーショップにいてって」
たしかにあそこの公園には良い話はない。
真っ暗で木がうっそうと茂っているから夜に側を通るだけで怖い。