秘密の契約
「日菜、千波君がいらしたわよ?」



着物を着て花を活けていた日菜はビクッとして振り返った。



ママの隣に千波は立っていた。



「千波くん、いらっしゃい」



日菜は久しぶりの千波に笑顔になる。



顔を見るのは1週間ぶりかも。



「日菜、ドライブに行かないか?」



わざわざ電話ではなく家にまで来て誘ったのだから何か話があるのだろうと日菜は思った。




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