秘密の契約
「風邪でも引いたかしら……熱は?」



日菜の額に手を置く。



「ちょっと微熱があるわね 今日は寝ていなさい あとでおかゆ持ってくるから」



目を閉じてしまった娘に言うと部屋から出て行った。



日菜は何も考えないで眠りたかった。



でも目を閉じると思い浮かぶのは千波の顔だった。



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